【もやよし-74】YRP野比(京急久里浜線)

わいあーるぴーのび。

関東地方で気になる駅名ナンバーワン、YRP野比駅にやってきました。

ここがどこかというと、三浦半島をイタリアみたいな長靴の形に例えるとしたら
カカト(東側)が浦賀、つま先(西側)が三崎口で、YRP野比は土踏まずのあたりに位置します。

とりあえずおにぎりを食べる

住所は「神奈川県 横須賀市 野比」。もやよしで横須賀市に来るのは初めてです。

駅に「YRP」についての解説がありました。
横須賀リサーチパークの頭文字で、NTTやNEC、富士通などの研究所が集まる研究都市だそうです。
[ Wikipedia – 横須賀リサーチパーク ]

駅前はこんな感じのロータリーになっています。
線路の下をくぐり、南に向かって歩き出します。

駅の目の前にすぐ坂が見えていて、高低差に富んだ街並みの予感。

このシュッとした階段を登ってみると、

大きな通りに出ました。ここは、「尻こすり坂通り」と言います。
本当にそういう名前です。

あ、ほら、「尻こすり坂通り」って書いてある

荷車の尻がこすれるほど坂が急だから、という由来だそうですよ。
(参考:【国道の云われ(国道 134 号/神奈川)】お尻を擦るほどの坂?「尻こすり坂通り」 | トヨタ自動車のクルマ情報サイト‐GAZOO

かわいい形の交番

道路の先に、海がチラッと見えました。行ってみましょう。

近づいてきた

海だー!!!

野比海岸にやってきました。海の向こう側にぼんやり見えるシルエットは 房総半島です。

静岡(富士市)福岡(百道浜)で訪れた海岸は穏やかでしたが、野比の海はかなりの荒々しさ。

白く泡立った波が激しく打ちつけて、低く大きな音が絶えず響き渡ります。

巡礼

海にもいろんな姿があるんですね。

大きな波が打ち寄せるたびに身体が強張って、いるだけで結構疲れてきます。

横顔看板

そして梅雨の晴れ間の、強烈な日差し。

暑い。

2人ともグッタリしてきたので、すみやかに海から離れることにします。

海から離れようと思ったら、なぜかこんなに狭くて急な坂を登ることになってしまいました。
地形、どうなってる?

タスケテ〜

ものすごい角度の傾斜で、アキレス腱がよく伸びます。

どこへ向かっているんだ。

振り返れば空と雲と海、遠くに房総半島

山の上に、大仏様と五重塔が見えました。
あそこまで行ってみたいと思いますが、果たして歩いて行ける距離なのでしょうか。

下り坂。ここからもう一度山を越えることになりそうなので、
近くに公園を探して、休憩することに。

長沢平田公園にやってきました。
このあたり一帯の地名が「長沢」というみたいです。

公園では2匹の猫が日陰で休んでいました。

放心

海辺からここに至るまで、ほとんど日陰が無かったような気がします。

公園の反対出口から出て、住宅街の中をひたすら進みます。

さっきより少しだけ大仏に近づきましたが、まだまだ遠く感じます。

そこに行けば どんな夢も かなうというよ

頭の中ではゴダイゴの「ガンダーラ」が流れ始めました。

大きな道路に出たので、ひとまず渡ってみる
海へ続く街道、横須賀葉山線
久里浜霊園 入り口

どうやらこの霊園の中に大仏様がいるみたいです。

急斜面に墓石が並ぶ中を、ひたすら登っていきます。

途中で道を間違えて山を降りかけ、
「違う、こっちじゃない!!」と慌てて引き返したりもしつつ…

あとちょっとだ
だいぶ登ってきましたね

息を切らしながらやっと到着しました。
こちらがガンダーラ、じゃない、三浦大仏です。

高さは13.5m(台座も合わせると21m)。1983年に建立されたそうです。

やさしくて親しみやすい感じのお顔立ち

ありがたいですね〜

では、下山します。

急斜面は登りもキツかったけど、下りは下りで膝や足腰にダメージがきますね。

山のふもとにある「長沢村岡公園」まで、一気に降りてきました。

ポリリズム

明るい雰囲気の団地を通り抜けて、

京急長沢駅を見下ろせる場所までやってきました。

ここから駅の南側へ抜けようと思ったのですが、この写真の道は行き止まりだったので、

少し遠回りして、こちらの跨線橋(安戸歩道橋)を渡ります。

跨線橋からの景色
いい眺め

線路の南側にある長沢公園の入り口までやってきました。この公園の中を突っ切って、京急長沢駅を目指します。

特に何もない、公園広場

この長沢公園はもともと古墳だったそうで、台の上に「長沢一号墳」の模型がありました。

さて、ここから京急長沢駅に抜けるには、すぐ近くにある「熊野神社」に出る必要がありそうなんですが…

あった

神社らしき建物を発見。
しかし、そこへ降りる道が見当たりません。

仕方がないので、道なき道をズルズルと滑り降りて

無事(?)熊野神社に辿り着きました。

参拝も済ませて、帰路につきます。

海あり山あり、今回も大冒険だったな…

京急長沢駅に到着。京急久里浜線で帰りました。

「坂が多い街」といえば横浜市という印象が強くて、
私たちもこれまで新横浜踊場などを歩いてきたのですが、

「坂が多い」という特徴は共通していても、横須賀の街が持つキャラクターは、横浜のそれとは全然違っていました。
なんというか、迫力があります。パワフルで、ダイナミック。

それは、横浜と比べて傾斜が強いからなのか、道幅が大きいのか、はたまた海が近いせいなのか、わかりませんが…

まるで運動会のあとのようなガツンとした爽快感のある疲れが、しばらく体に残っていました。

【今回のルート】

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