【もやよし-83】酒折(JR中央本線)

高尾から在来線に揺られること、約100分……

到着!

山梨県は酒折(さかおり)にやってきました。もやよし 初の山梨県です!

酒折駅は、甲府石和温泉(いさわおんせん)の間に位置しています。

駅舎はわりと綺麗で、

駅前にはちょっとしたロータリーがあります。

さて、どこに行こうかな

酒折宮(さかおりのみや)」という神社があるみたいなので、まずはそこを目指すことにします。

南北自由通路を抜けて、

駅の北側に出ました。

駅前には、ブドウ畑が広がっています。
今(3月)は少々殺風景ですが、ブドウの時期にはさぞかし壮観で、良い香りもすることでしょう。

山梨学院高校の脇の道を少し登ると、山の向こうに富士山が頭を覗かせました。

さて、こちらが酒折宮です。
何の変哲もない神社に見えますが、その歴史は古く、古事記・日本書紀にも記述があるんだとか。
酒折宮 公式サイト

こちらの参道をまっすぐ降りて踏切を渡り、駅の南側へ向かいます。

線路脇の小道へ
斜めの壁

少し南に下って、国道411号線に出ました。

絵心あふれるカラスのイラスト
「やみつきクレープ ヒロシ」気になる

しばらく歩いて、濁川(にごりかわ)にやってきました。
なかなか無遠慮なネーミング。現在の濁川は綺麗に見えますが、昔は濁っていたのかもしれませんね。

前方に、大きな橋が見えてきました。

のぼってみよう
美しい山々

こちらは、城東大橋(じょうとうおおはし)
先ほどの濁川に架かる大きな橋です。

橋を渡って、濁川の西へ。住宅地を歩きます。

「お菓子販売中 !!」と書いてあるけど、本当かな?
色褪せすぎたチップスター(2種)と、コアラのマーチが売られていた

可愛い犬のイラストが描いてある、団地。

絵のテイストは特に統一されていないみたいです。こっちはピクトグラム風の家族。

団地の中の公園には、ムカつく顔の遊具がありました。(これは何?ラッコ?)

再び、濁川にやってきました。それにしても…

どこを歩いていても、ずーっと山に囲まれていて
甲府が盆地であることを何度も実感させられます。

この街に住んでいたら山を無視するなんて絶対に不可能だし、
山の色の変化によって、季節の移ろいなんかをイヤでも感じざるを得ないでしょうね。
有無を言わせぬ山の存在感よ……。

ふにゃっふにゃっ

再び濁川を渡ってしばらく進むと、Y字路の奥に赤い鳥居が現れました。

玉諸神社(たまもろじんじゃ)です。

かっこいい拝殿
後光さす神楽殿

こちらの神社も酒折宮に負けじと由緒がありそうですが、創建年は不明だとか。
ちなみに酒折宮も玉諸神社も「ヤマトタケルが東征の帰りに立ち寄った」みたいなことが案内板に書いてありました。
玉諸神社 − Wikipedia

神社をあとにして、北へと進みます。

かわいい傾きポスト
螺旋階段の影

山梨学院大学の、大きなスポーツ施設の前までやってきました。

来るまで知らなかったのですが、実は酒折には学園都市という一面もあり、
特に山梨学院大学関係の施設や校舎が街のあちらこちらに建っています。

酒折の町はほとんど山梨学院大学に征服されている、と言っても過言ではないかもしれない(過言かもしれない)。

ちなみに上の写真手前を流れる川は、

十郎川(じゅうろうがわ)といって、城東大橋の近くで濁川に合流する川です。

死屍累々

学生寮やアパートが多く、そして自転車もたくさん見かけました。
盆地の内部は平坦で、意外に自転車が便利なのかもしれませんね。

十郎川に突き出る謎の三角地帯
DIYっぽいカーブミラー

JR中央本線の下をくぐって、ふたたび駅の北側へ。

またブドウ畑

このあたりは、ひたすらブドウ畑が続く長閑なエリアです。

駅に向かって歩いていると、線路脇に「甲斐の古道 歴史公園」という場所がありました。
実はここも山梨学院の関連施設。創立70周年記念事業で作られたそうです。
「甲斐九筋」交わった甲府に古道歴史公園 [山梨県]:朝日新聞デジタル

石の良さ

石に注目したついでに。
酒折にはかつて採石場があった名残で、石材店が多く存在しています。
Wikipedia − 酒折

余った石(?)が、そのへんの茂みに雑に置かれていたりもする

石でできた道祖神もいくつか見かけました。そのどれもが抽象的な形をしていました。

線路に沿って進むと、まもなく酒折駅が見えてきます。

駅の南側にしか出入り口が無いため、また南北自由通路をくぐります。

スロープがあったので、転がっておきました

酒折から都内へ戻る在来線は、1時間に1~2本。乗り逃さないように駆け足で改札を通ります。

無事に立川行きに乗って、帰路につきました。

電車1本で来られる範囲とはいえ、関東平野の外に出てみると、やっぱり地理的な環境が全く異なっていて興味深かったです。じっ…と横たわる雄大な山々が印象的でした。

【今回のルート】

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