人気の観光エリア「谷根千(やねせん)」とは、谷中・根津・千駄木 の頭文字ですが、今回は谷根千の「根」に狙いを定めます。
東京メトロ千代田線で、やってきました!根津駅。

地上に出ると、駅前は不忍通りです。

この日はあいにくの雨模様。
あまりひどくならないと良いのですが…

不忍通りからは、魅力的な路地が枝のように伸びています。

古い家屋と新築の家が入り混じって、ギュッと詰まっています。
道幅もさまざま。

住宅が密集していて、木造建築が多そうなので、消火は大事ですね。

業者さんの後に続いて路地を少し歩いていくと、

根津神社に到着しました。
有名な神社ですが、2人とも来るのは初めてです。

ゆったり、広々とした境内。

立派な門ですね! しかし、徐々に雨足が強くなり、カメラを守りきれなくなってきました。悪天候のせいか、参拝客も少ないです。

ハトたちも雨宿り。

池のほとりに張り出した舞台のようなお社と、千本鳥居。
(千本鳥居をくぐる様子は、YouTubeバージョンでご覧ください。)

見事な3股の大木があったので、しっかり真似しておきました。

根津神社の裏門から出て坂を登ると、日本医科大学があります。
医大の向かい側には、いくつもの薬局が軒を連ねます。

マスキングテープアート。
ちなみに、このあたりの町名は弥生といいます。弥生時代の名前の由来ですね。(この町で土器が発掘されたことから名付けられました >>Wikipedia)

いよいよ雨が本降りになってきてしまったので、喫茶店でお昼にします。

フレンチトーストをいただきました。ボリュームがすごい。

ゆっくり過ごしたおかげで、喫茶店を出る頃には雨足が弱まっていました。
階段を登り、根津神社の裏側をぐるっと回って戻ります。

この曲がりくねった坂道は「新坂」、別名を「権現坂」「S坂」といいます。森鴎外の小説「青年」に出てくるそうです。

脇道に入って、「おばけ階段」を目指します。崖の上に見えるのは、東大の野球場です。


ここが「おばけ階段」。以前は薄暗くて不気味な雰囲気だったそうですが、数年前に整備され、おばけはいなくなってしまったようです。

高台にある住宅街の中を進んでいきます。

お! 良い分かれ道!! 傾斜の差が最高ですね。
この坂は「異人坂」といいます。意外と人通りが多かったです。

坂を登った先は言問通り。通りを下ると、根津駅前に戻ってきます。

根津駅前の不忍通りから一本入った、忍小通りにやってきました。 (にんしょうどおりと読んでいましたが、しのぶしょうどおりが正解です。近くに小学校があります)
不忍通りと打って変わって、こちらの道は車がほとんど通りません。
通りの右側には、お寺や稲荷神社が点々と並んでいます。

その中の一軒に、児童公園が併設されていました。
写真右下の青い遊具にご注目ください。
↑美少女戦士セーラームーンのエンディング曲「タキシード・ミラージュ」を心の中で歌いながら見ると良いんじゃないでしょうか

忍小通りを抜けると、またしても東大の敷地に行き当たりました。
しかしこの建物はいったい・・・、学生寮でしょうか。

東大のキャンパスって、意外と緑が豊かなんですね。

ここなんか草木が伸び放題。完全に「森」です。

さて、路地を抜けて根津駅に戻ってきました。

路上園芸の凄い生命力。この家だけでなく、根津エリアは園芸に力を入れているお家が多かった印象です。

たくさんの植物を育てるのには、何年もの時間がかかります。そこに長く住み続けている人がいないと、路上園芸ジャングルは成立しません。

幅の狭い路地に植物がモサモサと侵食している様子は、田舎や新興住宅地では見られない、都会の下町ならではの景色なのだと実感しました。
【今回のルート】
【もやよし根津編・YouTubeバージョン】