東京メトロ副都心線に乗って、小竹向原(こたけむかいはら)にやってきました。
副都心線だけではなく東京メトロ有楽町線や西武有楽町線も乗り入れているので、相互直通運転をしている東急東横線や西武池袋線沿線の人にも聞き馴染みのある駅名です。
小竹向原の駅の敷地は練馬区の小竹町と、板橋区の向原にまたがっています。
小竹と向原で「小竹向原」。漫才コンビの名前みたいですね。
地上に出てみると、駅前は緑豊かな駐輪場になっています。
まずは、練馬区の小竹町方面から歩いてみることにします。
早速、道が曲がりくねっていますね。
このあたりは一戸建ての家が立ち並ぶゆったりとした住宅街です。
これは「オナガ」という野鳥です。
実は駅前の駐輪場の時点から、たくさんのオナガが飛び回っているのが気になっていました。
ピンクがかったベージュの体に、水色の羽が美しいです。
声はちょっとうるさいですが…。(オナガはとても大きな声でギュイギュイ鳴きます)
小竹向原の駅周辺は今の季節、オナガの楽園なのかもしれません。
道の途中で、謎の抜け道を発見しました。
「もやよし」を何年もやっていると、こういう小道に入っていくのに躊躇がなくなります。
抜け道の先は、区営アパートの庭になっていました。
ちょっとレトロでクールな建物と、野草の生い茂る庭がとても良い雰囲気です。
小竹の町を歩いていると、道が平面方向にも、垂直方向にも
グニャグニャと細かく屈曲していることに気が付きます。
地図を見ても近くに山や河川は見当たりませんが、なかなか複雑な地形のようですね。
練馬区立・やくも公園に到着しました。
遊具の形が個性的な公園です。地形による段差をフル活用しています。
マンションの裏の隙間を進んでいきます。
このあたりはどうも、迷路のような道ばかり。
自分達がどっち方面に進んでいるのか、すぐにわからなくなってしまいます。
この動画、バンクシーの「風船と少女」みたいで可愛いと思いませんか?
でも風船が生首だったら本当に嫌ですね。
大きな工場。何の工場なのかは不明。
都立豊島高校のピカピカな校舎。
豊島高校の敷地は豊島区で、道路を挟んで私たちが歩いている所は板橋区です。
そう、いつの間にか練馬区から板橋区に進入していました。
地下鉄有楽町線の真上を走る道路、通称「要町通り」にやって来ました。
この道をずっと行けば池袋に着きます。
要町通りを渡って少し進むと、おかしな交差点に遭遇しました。
えーと… 7叉路?
(正確には、4叉路と5叉路が超至近距離で隣り合っている状態みたいです)
交差点から少し北へ歩いて、こじんまりしたアパートや古い洋菓子店のある路地へと入って行きます。
奇妙な地形の予感。行ってみましょう。
画面右側の上り坂も気になるところですが、左側の赤い暗渠ルートを選択。
あぁ、これは…… 深くて暗くて狭くて、最高ですね。
そのまま奥へと進んでいくと、暗渠の右側に突如、公園が現れました。
大谷口二丁目公園です。
ぐるっと回り込んで、先ほどの暗渠めがけて再び谷底へと降りていきます。
谷底に沿って歩いていくと、ミステリアスな建物に囲まれた、妙に小綺麗な階段が。
階段を降りて、登って、坂道を降りて、登って……細かなアップダウンが続きます。
大きな工事現場の横を通り抜けます。
緑色のエレベーターに乗って、作業員さんたちが下降してくるのが見えました。
駅に近づくにつれて、オナガ達の賑やかな鳴き声が聞こえてきます。
こちらは板橋区立・小茂根(こもね)公園。
「根っこ登山」に最適な木があったので、登っておきました。
小竹向原の駅前まで戻ってきました。
せっかくなので帰る前に、駅前の駐輪場をじっくり見ていきましょう。
かなり広々とした駐輪場です。
周辺には坂が結構ありますが、それでも自転車を利用する人が多いんですね。
駐輪場って普通はどうしても殺風景になりがちですが、
ここは木に囲まれていて明るい雰囲気で良いな〜と思いました。
練馬区・板橋区・豊島区の区境が入り組む小竹向原。
おかしな角度の交差点や、細い抜け道が豊富にあるので
積極的に迷子になりに行くのには、最適な町かもしれません。
【今回のルート】
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