
ひっそりと開かれている「もやよし」の行き先募集システム、「あなたの街で『もやよし』やります」。
この度ご依頼をいただきまして、都営大江戸線で両国駅にやってきました!

両国には何度か来たことがありますが、だいたい総武線を利用していたので、大江戸線は新鮮な感じがします。
さて、ここでお便りを紹介します。今回のご依頼者、松下祐介さまより。
JR/大江戸線の両国駅を希望します。
引っ越して3年ほどですが、国技館や江戸東京博物館などの観光地、歴史的なゆかりのある建物や跡地、古くからの住宅地としていくつもの顔を持つ場所だと思いますので、ぜひ踊って欲しいです。

さっそく白井の後ろにそびえ立っているのが、江戸東京博物館です。
この建物に関して耳より情報(?)があるので、ぜひ最後まで読んでくださいね。のちほど戻ってきます。

まずは、駅前の清澄通りを北へ進みます。

ほどなくして、横網町公園に到着しました。なんだか立派そうな公園ですね。


突然こんな大きなお堂が目の前に現れたので驚きました。
この東京都慰霊堂は、関東大震災と東京空襲で亡くなった方のご遺骨を納めるお堂だそうです。

こういう性質の場所でなければ動画を撮ったであろうロケーションですが…、さすがにやめておきます。


鳩と並んで歩きつつ、公園をあとにします。

ところで、 横網(よこあみ)をパッと見で 横綱(よこづな)と読んでしまった方はいませんか?
“両国=お相撲” という先入観もあってか、KEKEはしっかり読み間違えました。

清澄通りから外れて、住宅街の中を西へ進みます。


隅田川!

川沿いの空間は「隅田川テラス」と名付けられ、良い感じに整備されています。


今年はとにかく天候が安定しない4月でしたが、この日は雲ひとつない晴天に恵まれました。

この橋は厩橋(うまやばし)。
大量に付いているボツボツは「リベット」と言って、小さな鋼板をつなぎ合わせるためのものらしいです。
(「変わりつつある渋谷の跡を専門家と見て歩く :: デイリーポータルZ」で読みました)
この厩橋を渡ってしまうと蔵前に着いちゃうので、引き返します。

この交差点を渡ったところにある、

つくだ煮屋さん・海老屋総本店(明治2年創業)に吸い込まれ…

気がついた時には つくだ煮を2種類、手にしていました。
海苔と葉唐辛子をチョイス。ご飯のお供なんて、なんぼあってもいいですからね。
さて、ここからは住宅街の中をウロウロします。



このあたりは住宅街と言っても、「東京の下町」と言われてイメージするような、細か〜い路地が入り組んでいる感じではありません。
道幅はやや広めで、いわゆる碁盤の目。わりとスッキリとしていて、歩きやすい印象です。

「やけに区画が整っているのは、空襲で焼けた後、改めて整備されたからかな?」と推理したのですが、昔の地図を見てみたところ、このあたりは江戸時代から比較的四角い区割になっていたみたいです。
(ちなみに江戸時代の東京の地図を見たい時は、大江戸今昔めぐりというアプリが便利です)

こちらのバレエスタジオ、Since 1938と書いてあります…! 戦前だ!!
すごいことですよ、これは。
帝国劇場にバレエ教師が招かれたのが1912年、日本初のバレエ学校が鎌倉に開かれたのが1927年、といってもすぐに日本にバレエが普及したわけではなくて、そこから少しずつ先駆者が道を開いていった…という感じだったと思うので、めちゃ黎明期にできたスタジオと思われます。1930年代というと、両国からほど近い浅草ではレビューが盛り上がっていた頃です。歌劇団の踊り子を目指した方々が、バレエを習いに来ていたのかもしれませんね…。(参考:Wikipedia − 松竹歌劇団)

少し歩いて、大江戸線の駅近くに戻ってきました。ここは両国BEARスタジオ。
KEKEはこの場所で、舞踏家の南阿豆さんと2人で公演を行なったことがあります。(白井は受付を手伝ってました)


公園の後ろにそびえ立つ不思議な建物は、すみだ北斎美術館です。
存在は聞いていましたが、こんな外観だとは知りませんでした。建築家の妹島和世氏によるデザインだそうです。

美術館の脇を通って

JR総武線の高架下をくぐります。

こういう、遊具に特徴があって、なおかつ人が少ない公園って、最高ですね。

公園からしばらく南に歩くと、人工河川・竪川(たてかわ)を渡る橋に差しかかります。



川を渡ってすぐ、Tokyo Arts and Space(TOKAS)のレジデンス施設があります。
KEKEは昔、ここに滞在していたアーティストによる映像撮影に参加したことがあるそうです。
他にも、両国門天ホールではKEKEと音楽家の内橋和久さんによるセッション公演が行われたことがあったり、
シアターX(カイ)で上演された演劇に、白井がダンサーとして出演したことがあったり…
どれも数年前のことなので、来るまで忘れていましたが、2人とも両国とは縁があったんですね。

そうは言っても、両国の地理に詳しいわけではないんです。
来るたびに「どっちの出口から出ればいいんだ?」と調べているくらいなので…。
両国に用事があっても直帰してしまっていて、ぷらぷら歩き回ったのはこの日が初めてです。


これはデイリーポータルZで取材していただいた時に、ライターの大北さんと一緒に踊ってみた時のやつですね。(場所は下高井戸です)
せっかく同じタイプの遊具に巡り会えたので、別バージョンの踊りをやっておきます。
児童遊園からしばらく西へ進むと、忠臣蔵で有名な吉良上野介の屋敷跡があります。

敷地の広さは、普通の民家と同じくらい。吉良の屋敷がこんなに狭かったら泣いちゃうでしょうね。


JR総武線・両国駅の東口にやってきました。

ゴミゴミした線路沿いを歩いて、西口の方へと回り込みます。

西口ロータリーのすぐ目の前には、相撲の聖地・国技館があります。国技館の向こうに見えるのは、

じゃん! やっと戻ってきました、江戸東京博物館です。現在、大規模改修工事のため休館中。
実は2人とも偶然、つい数週間前に、休館直前の江戸東京博物館に来ていたのです…。
↓こちらの映像の撮影のために。
こちらは「アグネス吉井」ではなく白井愛咲とKEKEとしての参加でしたが、一般のお客さんの格好をして紛れ込んでいます。お暇な方は、2人を探してみてくださいね。
(探さなくてもいいですが、映像がとても綺麗なのでぜひ見てみてください!)

ところで、国技館と江戸東京博物館の間に、こんな抜け道があるって知ってましたか?(白井は知りませんでした)

この抜け道は意外と人通りが多かったのですが、隙を見てうまいこと動画が撮れたので、満足です。
この後は、抜け道を抜けた先にある、

旧安田庭園をちらっと見学して、


そして先ほどの抜け道を戻り、JR両国駅の西口から帰りました。


今回、ご依頼いただいたことで両国の街を改めて歩き回ってみて、点と点がつながった感じがしました。
古くから芸事で賑わったこの街の歴史がもたらす恩恵を、アグネス吉井の2人とも期せずして受け取っていたんだな〜 ということを、改めて認識する良い機会になりました。ご依頼ありがとうございました!
【今回のルート】
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