2020年に開業した駅、高輪ゲートウェイにやってきました。

山手線の駅だと思っていましたが、京浜東北線も止まるんですね。

駅舎はさすがにピカピカで、ほんのりと木の香りがします。


こちらが改札口。
駅名が明朝体で書かれており、虹色のフラッグで彩られています。
さて……

実は、これに乗りたくて来たんですよね。

自動走行のモビリティで、「iino(イイノ)」というらしいです。
TAKANAWA GATEWAY CITY x iino



ありがとう、iino。
アグネス吉井の2人は、自動で走る遅い乗り物に憧れています。
いつだって、こういうやつに乗って登場したいものです。

では改めまして、散策を開始します。
海側(東側)へ行きたいのですが、駅出口は陸側にしかありません。
ここから線路を越える方法はあるのでしょうか。


オフィスワーカーが行き交う通路に、変わった形のカウンターがありました。

泉岳寺駅の近くに、線路をくぐれるポイントがあるようなので行ってみましょう。

工事現場を眺めながら少し歩くと、

「オバケトンネル」という貼り紙が。なにそれ面白そう。



ジャーン!こちらが「オバケトンネル」です。
ご覧ください、この天井の低さを。

ちょっと進めばすぐに天井が高くなるのですが、

古そうな壁と青白い光のおかげで、独特の雰囲気に仕上がっています。
こちらの「オバケトンネル」こと高輪橋架道橋は、
高輪ゲートウェイ駅ができる前までは、車も通れたそうですよ。
Wikipedia:高輪橋架道橋

トンネルから出てみると、キラキラオフィス街とはかけ離れた雰囲気。

駅の反対側には「芝浦水再生センター」という下水処理場が、広大な敷地を占めています。
うっすら下水のにおいが漂い、歩行者は少ないです。


下水処理場の横をしばらく進むと、突如として巨大なオフィスビルが現れました。

オフィスビルの2階から、そのまま芝浦中央公園に出られます。
下水処理場の上が公園になっているんですね。


公園から南へ少し歩くと、すぐに品川駅です。

混み合う駅構内を通り抜けて、

品川駅の高輪口に出ました。ここから高輪台の方へ、坂を登っていきます。

品川プリンスホテルの横に、こんな坂道があったとは。


こちらが坂の頂上です。品川駅のすぐ目の前なのに、完全に知らない場所すぎて戸惑います。


柘榴坂(ざくろざか)を渡って北へ進むと、

塀の向こうに大きなホテルがどこまでも続いています。

都営浅草線の高輪台駅がある交差点にやってきました。国道1号を渡ると、

途端に高級住宅街っぽい雰囲気が漂い始めました。
「シロガネーゼ」で有名な、白金エリアに突入。

そんな中、わりと庶民的な雰囲気の公園がありました。
白金児童遊園(猿町公園)です。

このあたりは台地の縁(ヘリ)なので、

アップダウンが激しく、一見すると住みにくいようにも思えますが、
高級住宅に住むような人はほとんど歩かないから、坂の多さは気にならないのでしょうか。わかりませんが。

こちらの池田山公園は台地の端の窪みのような場所にあり、

回遊式の庭園になっています。

いかにも大名屋敷っぽい優雅なお庭ですが、
すぐお隣に小学校があるので、遊び声が聞こえてきて賑やかでした。

高級住宅街から下界へと降りていき、

再び国道1号を渡ります。このあたりには明治学院大学や東海大学など、大きな大学が集まっており

泉岳寺や高野山東京別院を始めとした、大小さまざまなお寺も密集しています。


こちらの亀塚公園には、

その名の通り、亀塚という塚があります。
付近では縄文時代の住居跡なんかも発掘されているらしいです。

さまざまな健康器具が置いてあります。


亀塚公園から、さらに階段を降りていって

歩道橋を渡ります。ここの道路も工事中のようですね。

高輪ゲートウェイに戻ってきました。

坂をのぼったり、トンネルをくぐったりしながら、いつもより少し長く歩きましたが、
開発中の工事現場・オフィスビル・下水処理場・高級住宅街など、
景色が次々と移り変わっていったおかげで、不思議とそれほど疲れませんでした。
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