郡山駅で新幹線から磐越西線(ばんえつさいせん)に乗り換えて、西へ向かっている途中
車窓から、小さなカモシカが斜面を登っていくのが見えました。(一瞬のことだったので写真は撮れず…)

というわけで、はるばるやってきました。

福島県 耶麻郡(やまぐん)、猪苗代町(いなわしろまち)。


こちらの はじまりの美術館 で4月12日から開催されている企画展「ぐるぐるまわってみる」にアグネス吉井が出展しておりまして、その展示準備と作品制作のため、4月初旬に滞在しました。

初日は美術館の周りを探索しました。この時は雪がまだ結構残っていて、
こういうことができたり

雪が積もった時に「ここまでが道です」と示すための紅白ポールで
こういうことをやったりしました。

亀ヶ城址公園という小高い城跡にのぼると、

猪苗代小学校の格好いい校舎を眺めることができ、

野口英世の胸像とツーショットが撮れたりもします。(猪苗代は野口英世の出身地だそうです)

山の方に行くと、土津神社(はにつじんじゃ)という立派な神社があります。



猪苗代の町には、このようなタイプの消火栓があちこちにあります。

こういった消火栓は、地元の消防団の方々が使ったりするんだそうです。

この日は天気も怪しかったので、早々にレジデンス先に戻りました。
そして、翌朝。

天気は快晴です。猪苗代駅前まで、車で送ってもらいました。

ここからまずは、猪苗代湖を目指して歩いて行きます。

駅出口は湖の反対側にあるため、
湖方面に行くには、こちらの大きな橋を渡って線路を越えなければなりません。



後ろの山々が雄大すぎて、走り去る電車がミニチュアのように見えます。

橋を渡り終えて、田んぼを眺めながらしばらく歩くと

津島神社という小さな神社がありました。こちらの狛犬をぜひ見ていただきたいのですが

こっちが阿形で、

こっちが吽形…なんですけど、足元を見てください。
こどもの狛犬がいます。カワイ〜!

あと、こういうタイプのブランコもあります。

津島神社のすぐ近くにある、道の駅で休憩します。
ようやく磐梯山が頂上までクリアに見えましたね。

(既に結構な距離を歩いたな…と思っている)

さあ、湖まであと少し。

このトンネルをくぐればいいのかな?


トンネルを抜けると、そこには雪の壁が立ちはだかっていました。……のぼれるのか?

ガードレールがほとんど雪に埋まっています。おそらく周辺の雪をここに集めておいたのでしょう。

ようやく猪苗代湖に着きました!
日本で四番目に大きな湖です。

このあたりは白鳥浜(はくちょうはま)といいます。
ちょうど白鳥たちが北へ飛び立つ時期だったので、
朝や夕方にV字隊列で飛んでいく白鳥たちを何度も見ることができました。

湖畔のサイクリングロードの脇を、水路が走っています。

湖へと流れ込む小川は、雪解け水で潤いつつも、水面は穏やか。磐梯山が綺麗に映ります。

田んぼの間のまっすぐな道をひたすら歩いて、

踏切を渡ります。

休憩のために立ち寄った上ノ上公園(なんて読むんだろう)には、

なぜか、シンプルな「きゅうり」があります。 なぜ?


さて、中心街の近くまで戻ってきました。


通り沿いに、いい感じの公園がありました。この公園は…


石銘板が半分隠れていますが、「中央緑地」という場所です。
手前の木枠は、植栽を雪の重みから守るためのもの。まもなく取り外されることでしょう。


また少し歩いて、こちらの赤レンガの建物は 図書歴史情報館「和みいな」です。
猪苗代には「○○いな」という施設がたくさんあって、猪苗代の「いな」と掛けてるらしいです。


ぐるぐる歩き回って、はじまりの美術館に帰ってきました。

「ぐるぐるまわってみる」展は、7月6日まで!よろしくね!
【今回のルート】
(赤=1日目、青=2日目)
【Vlogバージョンは、こちら!】