【もやよし-95】伝法(阪神なんば線)

大阪・なんばで活動を展開するChokett(チョケット)さんのお声がけで、大阪でワークショップを行う機会をいただいた我々。
その下見と打ち合わせの後に、駆け足でこちらの伝法(でんぽう)へやってきました。

伝法(Dempo)

大阪に滞在した3日間のうち、天気の良い日がこの日しか無かったのです。
時間はすでに午後2時を回っています。どこまで行けるかな。

サムネイル用の写真をセルフタイマーで撮ろうとしたところ、自転車のおじさまがちょうど横切って行きました。
幸先が良いですね。

伝法(でんぽう)は、大阪市 此花区(このはなく)にあります

駅からすぐのところにある、伝法公園

こちらの公園には、

工事の関係でトマソン(無用の長物)になってしまったスロープや、

どこか所在なさげなベンチ、

カシューナッツみたいな形の遊具(?)があり、不思議な雰囲気。
ちょっと変だけど、いい公園です。

もやもや

工事中の鉄橋が見えます。

近くまで行ってみましょう。

河川敷に上がるために、いったんトンネルをくぐって迂回します。

地面にご注目ください。コンクリートを、手でギュッ!と寄せただけのような、ラフなスロープ。

転がり落ちる

スロープをのぼっていくと、

淀川の河川敷に出ました!

まるで海のような広さ

河川敷の隅にある小さな階段を降りてみると、

橋の下をくぐって、別の橋の端っこに出ました。橋が…2つある?

ここは「伝法大橋 南詰」

交通量の増加によって、「伝法大橋」のすぐ横に「新伝法大橋」が架けられたんだそうです。
伝法大橋 – Wikipedia

橋のすぐ隣に踏切があり、

踏切からは、淀川を渡る阪神なんば線が見通せます。
この橋梁も改築計画が進んでいるらしく、左側に見えているのが新しく作っている橋ですね。

さて、河川敷から降りて、普通の住宅街に入ってきました。

元気いっぱいの路上園芸
やあ、いらっしゃい

バーカウンターのような、大人が肘を置くのにちょうどいい高さの台が付いたガードレール。初めて見ました。

薄暗い路地を抜けて、光に照らされる階段の方へ。

ん?なんだろう、ここは。

なんだかとても広いけど…

道路でもなく、遊具があるわけでもない、細長い空間。

ひとまず巡礼

ここは 正蓮寺川公園という公園で、名前の通り、元は「正蓮寺川」という川が流れていました。
この地下にはトンネルがあり、車が走っているんだそう。
地上は車が通らないので、子どもや犬が安全に駆け回れる場所になっています。

公園の隅には、

大阪万博のロゴマーク像が建っていました。
アグネス吉井は大阪万博には賛成していませんが、このロゴマーク及びミャクミャクのことは、わりと良いなと思っています。

万博像の背後には、パブリックアートがあります。
ちょうど最近この作品が、ライター・大北栄人さんのパブリックアートを巡る連載で取り上げられていました。

↑こちらの連載、面白いのでオススメです。

公園を出てまもなく、千鳥橋駅前に到着しました。

千鳥橋筋」と書かれた、あちらの商店街に入っていきます。
(ちなみに看板の上に書かれた「TEXAS」は商店街の渾名ではなく、パチンコ屋の広告です)

このあたりは梅香(ばいか)という町名です。此花区といい、地名が麗しいですね。

さて、今回の「もやよし」では、どうしても行きたい場所がありました。
それがこちら。

インディーズ出版物と雑貨のお店、シカク さんです!
撮影許可をいただいたので、中へ入ってみましょう。

可愛いエントランス。おじゃまします
ありました!
やった〜!

仕込んだわけではなく、本当に入ってすぐの目立つところに、
アグネス吉井のZINEを置いてくださっていました…!嬉しい!

かわいい展示や雑貨、気になる本もたくさんあり、いつまでも居たくなる空間でしたが、
後ろ髪を引かれる思いでお店をあとにしました。

シカクのお店の方とも話したんですが、
この辺りの地域は、園芸のフリーダムさのレベルが高く、非常に見応えがあります。

園芸も物干しもゴミ箱も、設置したもん勝ちですからね
看板を覆い隠す多肉植物の鉢
植木の陰は猫の通り道

あと、猫も多いです。
自由にウロウロ出歩く猫を都心ではあまり見かけなくなりましたが、大阪のシカク周辺には結構います。

公園にいた、容姿端麗な猫
悠々と道を横切る、貫禄ある猫

この階段をのぼると、川沿いの道に出ます。

JRゆめ咲線(路線の名前がまた可愛い)の踏切を渡って

隠し通路のような細い階段を下ると、

でっかいヤシの木に出会いました。ここは 春日出公園

公園と中学校の敷地の境界に、何かの跡があります。

スリリング・エクササイズ

近くの看板によると、ここは豪商の会所だったようなので、その形跡の一部かもしれません。

さて、水門を眺めつつ、六軒家川を渡っていきます。

大きくて水量も豊富な川を眺めていると、大阪は水運で発展した街なんだなぁ、としみじみ感じられます。

かつての此花区は重工業地帯で、工場で働く人たちで街はとても賑わっていたんだとか。

グラフィティに彩られた壁沿いを進みます

西九条駅に到着し、なんばの宿へ戻りました。

翌日は、なんばカーニバルモールでのワークショップ。
雨が降りそうなギリギリの天候でしたが、お客さんとスタッフさんの明るさに支えられて、楽しく街歩きをしました。チョケット&参加者の皆さま、ありがとうございました!

【今回のルート】

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