北陸新幹線で東京から約2時間半、まずは金沢駅に到着。ここから、
IRいしかわ鉄道に乗ります。
旅情あふれる車両ですが、乗車時間はたったの6分。
こちら、野々市(ののいち)駅に到着しました。
今回は、金沢工業大学の中にある「五十嵐威暢アーカイブ」という施設にお招きいただき、
学内向けワークショップを行うために、石川県までやってきました。
金沢工業大学のメインキャンパスは金沢市内ではなく、そのお隣・野々市市(ののいちし)にあります。
この時期の北陸地方は雨が降りやすいそうですが、
今のところは眩しいくらいに晴れています。
暖かな日差しの中、駅から東へ向かって歩き始めます。
歩き出してすぐ、どこの道にも深い側溝が備わっていることに気がつきました。
雪解け水を流すために必要なのかな、と思います。
あとは、玄関先の庇(ひさし)が大きい家が多いです。
こんなふうに、二重扉になっている家もあちこちに。これを「玄関フード」というらしいです。
関東ではほとんど見かけない気がします。
でっかい雪かきスコップが置いてあったり。
この小さな川を渡ると
いったん金沢市に入ります。
野々市〜金沢はかなり平坦な土地で、ほとんどアップダウンが無いようです。
周囲に山も見当たりません。
八日市住吉南公園という小さめの公園にやってきました。
Dの形の砂場があります。
公園の隣と向かい側には、墓地がありました。
このように道からすぐアクセスできる墓地を、野々市の他の場所でも見かけました。
関東の一般的な墓地は高台にあったり、生垣や塀で囲ってあることが多いので、この近さが新鮮に感じます。
公園から歩いて数分の、こちらは住吉神社です。
入り口にあるはずの鳥居がありませんね。
防寒・防雪のためか、社殿がガラス張りになっています。
神社の前が八日市住吉中央公園になっていて、そこを通り抜けると
鳥居は公園の隅にありました。
ここに鳥居があるということは、この公園も元々は神社の敷地だったのでしょう。
なんだか急に雲行きが怪しくなってきました。
あぁ、とうとう雨が降り出してしまいました。
この時期の北陸は、天気がとても変わりやすく、雨も多いとか。
朝はあんなに晴れていたのに…
さっき遠くから眺めた可愛い鉄塔。円盤が付いているのかと思ったら、円ではなく十二角形でした。
若松ちから石公園という、気になる名前の公園にやってきました。立派なエントランス。
ボルダリングの遊具があります。これが「ちから石」…?
金沢市を抜けて、いつのまにか野々市市に戻っていたようです。
気がつけば雨が止んで、夕日が差し込んできています。
高橋川に架かる舟橋。ここに立って南を眺めると、
我々がワークショップを行う金沢工業大学の、ライブラリーセンターの塔が見えました。
大谷幸夫(おおたにさちお)による建築です。かっこいい&面白い形をしてますね。
さて、だいぶ日も暮れてきました。
来る時には IRいしかわ鉄道の野々市駅 を利用しましたが、
帰りは「もう一つの野々市駅」から帰ってみようと思います。たぶんこのあたりにあるはず……
ん……? もしかしてあれか?
やっぱりそうだ。
これです。北陸鉄道の野々市駅。
3km近く離れているにも関わらず、なぜか同じ駅名をもつ2つの「野々市」駅があるのです。
北陸鉄道のほうの野々市駅は、改札のない無人駅でした。
時刻表を見ると、次の電車は40分後。
この街では、電車よりもバスが主要な交通手段のようです。
近くのバス停まで歩いて、おとなしく金沢駅までバスで帰りました。
【今回のルート】
その後、大学でワークショップを行いました。
金沢工業大学には謎の空間・謎のスペース・謎の物体がそこかしこにあって、
いつまでも遊んでいられるな、と思いました。
スタッフのみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました!
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