【もやよし-88】聖蹟桜ヶ丘(京王線)

ジブリ映画「耳をすませば」のモデル地として有名な聖蹟桜ヶ丘(せいせきさくらがおか)は、東京都多摩市にあります。

京王線に乗って
やってきました

「聖蹟桜ヶ丘」という仰々しい名前の由来については、またのちほど。

駅前には複数のショッピングビルがあり、買い物には困らなさそう。

散策マップと、「耳をすませば」っぽい雰囲気の家のオブジェがありました。

駅から南へまっすぐ、「さくら通り」を進んでいきます。
聖蹟桜ヶ丘という名前の「桜ヶ丘」は単純に、「このあたりが桜の名所だから」ということみたいです。

かわいいビル
白黒のサインポール、珍しいな

ガードレールが地面にめり込んで、低くなっています。

低いなぁ。

ガードレールの内側は蓋がされていますが、もともとは水路だったんでしょうね。

電柱に、赤いテープが巻いてあります。多摩川が氾濫すると、この高さまで水に浸かるらしいです。

大栗川(おおくりがわ)にやってきました。
川の向こう岸に広がるのが「桜ヶ丘」です。丘の斜面がよく見えます。

カサササッ

霞ヶ関橋」という橋を渡って…

この、写真右側の坂をのぼっていきます。

さらに、坂の途中にある階段をのぼります。
地図によると「霞ヶ関保全緑地」というのがあり、そこへ行けばきっと涼しいんじゃないかと期待していたのですが…

まぶしい……そして暑い……

保全緑地の中は「立ち入り不可」でした。
階段をのぼりきって、丘の上の住宅街へと抜けていきます。

また階段!

高台の住宅街に入った途端、日陰がさっぱり見当たらなくなってしまいました。

仕方なく、人んちの塀のかげで休ませてもらう

このあたりは「耳をすませば」の天沢聖司がヴァイオリンを作ったりしてそう(イメージ)な優雅なエリアなのですが、
優雅さを楽しむ余裕がありません。

きっとどこかに、木陰のベンチを備えたステキな公園があるはず。

公園だ!

坂の途中にある「霞ヶ関公園」。
たいへん日当たりがよく、残念ながら木陰で休めるスペースはありませんでした。

でも、新しい鉄棒の技を開発しました

丘をくだって、幹線道路(府中町田線)に出ました。

この先にまた、大きな公園があるはず。

ありました

大栗橋公園(おおくりばしこうえん)です。
ただただ、芝生が広がるのみ。

ここにも木陰のベンチはなかった

こんなに広いのに…。

木陰のベンチは諦めて、大栗川の下流にやってきました。

大栗川はここで 乞田川(こったがわ)と合流し、さらに少し先で多摩川へと合流します。

乞田川を渡って、坂を少しのぼった先に

対鷗台公園(たいおうだいこうえん)という公園があります。ここには

明治天皇が来たよ!という記念の碑が立っています。
明治天皇はこのあたりに4回も来て、兎狩や鮎漁を観たりしたらしいです。[Wikipedia:聖蹟桜ヶ丘#明治天皇聖蹟]

明治天皇が行幸で訪れた場所や建物を「聖蹟」というのですね。
ここにきて「聖蹟・桜ヶ丘」の謎が完全に解けました。

謎が解けたところで、また坂をくだって駅の方へ戻ることにします。

複雑な立体交差点。いったん下に降りてみましょう。

あら、いいですね
出たり入ったり
コンクリの質感がかっこいい

向ノ岡大橋を渡って、川崎街道を西へと進んでいきます。

川崎街道と鎌倉街道が交わる交差点。

駅からほど近く、健康センターの隣に「九頭龍公園」という小さな公園がありました。

九頭龍、龍神といえば水の神様です。このあたりは昔、水害が多い土地だったみたいですね。

龍を模したと思われる小川の端っこに、面白い形のブロックが。

すごい角度だ

さて、聖蹟桜ヶ丘の駅前に戻ってきました。百日紅(サルスベリ)が咲き誇る、こちらは駅の北側にある広場です。

駅から数分歩くと、小野神社という大きな神社があります。

立派な門だなぁ
……広いな〜

ほかにも、変な形の交差点や、

書道教室のかっこいい看板、

多摩川の河川敷も、いちおう見ておきました。雲の形がきれいです。

さて、帰りましょ
高さ2mのガード下

聖蹟桜ヶ丘駅から京王線に乗って、帰路につきました。

【今回のルート】

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