【もやよし-58】社家(JR相模線)

神奈川県海老名市の、社家(しゃけ)駅にやってきました。

しゃけShake

車内アナウンスによると、発音は「」ではなく「」の方でした。しゃけ↗️

駅舎の屋根が低いせいか、駅名表示が横長でシュッとしている

JR相模線は「もやよし-22 原当麻」以来2回目ですが、海老名市に来たのは初めてです。

駅の窓から海老名ジャンクションが見える

そう、社家駅のすぐ側には海老名ジャンクションがあるのです。楽しみですね。

駅前は駐輪場になっており、特にこれといった建造物や店舗はありません。

今どき珍しい、90円の自販機

側面のシールをよく見ると「KODAWARI DRINK MACHINE(こだわりドリンクマシーン)」って書いてありますね。

いい感じだぜ、社家。

ジャンクションを横目に、まずは踏切を渡って駅の西側へ向かいます。

社家の駅舎。島式ホーム + 跨線橋
ローソンの看板がでっかい!

ローソンで食べ物を買いこみ、先へ進むと

見えてきた

相模川に到着しました!

〈〈 〉〉

奥に見えている建造物は、相模大堰管理橋です。

どうやら徒歩で渡れるようなので、行ってみましょう!

道幅が広くて散歩やサイクリングに最適そう
あ……

工事のため通行止ですって。悲しい。

たしかに、工事してますね

向こうに見える山は、おそらく丹沢大山国定公園の大山(おおやま)です。

橋が渡れなくて悔しいので、河川敷に降りてみました

枯れ草の塊があちこちに転がっていて、不穏な雰囲気。

いててて

動画を撮った結果、細かいトゲが体じゅうに刺さって、大変な目に遭いました。

むやみに枯れ草の塊に倒れこんではいけない。

服の中にも入り込んで、しばらく「いてて…」と言いながら歩く羽目に。

もう河川敷は嫌になったので、住宅街を散策しながら駅の方へ戻ります。

立派な瓦屋根だなぁ
横断旗だ!懐かしい〜

なんだか…社家の町の雰囲気、

「田舎」という感じでもなくて、平成初期の香りが漂うんですよね。

どういうわけか、自分たちが小学生だった頃の地元の町並みを思い出してしまいます。

かわいすぎる「私道」のテープ文字

先ほどから町を観察していると、どうも公道と私有地の境目がゆるい気がするんです。

塀や垣根がそれほど高くなかったり、道と玄関との距離が近かったり。

あまり高低差もなく、道路と家がシームレスに繋がっているように感じられます。

その境界のゆるさに、私たちは平成っぽさを感じたのかもしれません。

さて、駅の近くに戻ってきました。

するとまたしても気になる自動販売機を発見。

湘南クッキー

海老名市って「湘南」と言えるのだろうか。(無理がある気がする)

ラインナップも気になりすぎる。どれが人気商品だと思いますか?

印字された賞味期限を見ると、ちゃんと商品の入れ替えは行われている模様です。(そりゃそう)

湘南クッキーは買わずに、海老名ジャンクションを見に行きます。

ふむ

全体的にヌルッとした質感。迫力はありますが、

生麦小菅のジャンクションと比べると、なんだか小ざっぱりしてます。

土地が広いおかげで、カーブが緩やかなのかもしれません。

都会のジャンクションは道路が重なり合ってギュウギュウに詰め込まれている感じがしますが、

海老名ジャンクションは、道路の密度が低め。

目の前に突如現れたテニスコート付きの公園、社家業平公園

誰もいなくて最高!
どすこい
スゥーッ

良い動画が2つも撮れて満足しました。

公園をあとにして、ジャンクションの東側を少し散策してみます。

資材置き場や倉庫が立ち並ぶ

このあたりは工場が集まっているようですが、

小作の西東京工業団地のような巨大工場群というわけではなく

ほどほどの大きさの工場や倉庫が多いので、そこまで威圧感はありません。

ジャンクションの下をくぐる
コカコーラの工場は、この辺りでは比較的大きめ

ジャンクションが近いので、交通の便が抜群ですね。

そしてトラックが行きかう交差点を渡った先には、

田んぼが広がっています。

それにしてもずっと曇っているな

真冬の田園風景と、遠くに工場、鉄塔。

そして彼方に広がる山々

そういえば、社家の町にはまっすぐな暗渠用水路が東西南北に数多く張り巡らされていました。

これは昼に駅の近くで見かけた暗渠

水が豊かで平坦な土地なので、田んぼが広がって、

やがてその一部は工場になり、水路はそのまま工業用水に使われていったのでしょうね。

さて、そろそろ帰路につくことにします。

社家の町並みに感じるノスタルジーは、

先ほど触れた「公道と住宅の境目のゆるやかさ」だけではなくて、

電線、植栽、田んぼや畑、信号やブロック塀の絶妙な古さなど、様々な要素によって呼び起こされた気がします。

#いい電線
2列だけ残された白菜

曇り空や寒さも相俟って、なんだかあんまり遠くに来た感じがしないというか

近所を散歩するみたいに、ふにゃっと油断した気持ちで歩いた1日でした。

こじんまりした駅舎も可愛かったな

ところで帰りのプラットフォームで気がついたのですが、

よく見ると線路の向こう側に、もう1本の線路跡があります。

なんだろう。貨物用の路線でもあったのかな?

と不思議がっている間に電車が来てしまったので、謎を残したまま社家を後にしたのでした。

【今回のルート】

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