お好きな街へアグよしの2人が訪ねて「もやよし」を行う《あなたの街でもやよしやります》、今回は酒井直之さん(@naoyoukey)からご依頼いただきました!
酒井直之さん:春日部を拠点に活動するダンサー。外で踊って、踊りながらカメラを回す「グローカル・トレーニング」という映像シリーズは、酒井さんのInstagramから見ることができます。「おかえりかすかべ音頭」もあるよ!
というわけで…


埼玉県は春日部市、武里にやってまいりました。



武里駅は明治32年に開業、大正2年に現在の場所に移転したそうです。駅舎は新しくて綺麗ですね。

西口の駅前はこんな感じです。ロータリーの向こう側には、かなり渋い店が並んでいます。


駅前商店街から逸れて、線路沿いの脇道へと入ってみます。

良い形の空き地がありました。

空き地のとなり、踏切の目の前に神社があります。

ここは「やったり踊り奉納の地」とのことです。気になるな〜、やったり踊り。
さて、どこに何があるかわからないまま、とりあえず南西の方角に進んでいきます。

看板だらけの交差点を渡ってすぐ、武里団地に到着しました。

この武里団地、広大さが半端じゃないんです。見てください、↑の案内図の迫力を。
団地の中にスーパーや病院、図書館に学校、野球場まであるなんて…。団地の棟数も数え切れないほど。

とりあえず、団地の中心部に向かってみます。
団地の端から端まで歩くだけで、東京メトロの1駅分くらいはありそう。


スーパーの近くに、草の生い茂る公園がありました。
時計台のふもとに草に埋もれかけている少年像?があったので、そのことを伝えたくて動画を撮りました。
ちなみにこの武里団地ですが、依頼者の酒井さんたちによる「おかえりかすかべ音頭」の1:04あたりに一瞬登場しています。

団地の中を抜けて、いったん駅の方へ戻ります。

武里の街には、たくさんの水路や暗渠が張り巡らされています。
住宅地として発展する前は、おそらく農業が盛んだったのでしょう。



さて、このあたりの水路が流れ込む「会之堀川」という川を目指して北上してきました。
しかし、いざ川にたどり着いてみると、

こういう感じでした。なるほどね。

気を取り直して、いったん駅前に戻ります。


駅前ロータリーの向かいに並んでいた渋い店たちの、裏側を通っていきます。



武里駅の、東口にやってきました!

東側もなかなかの迫力ですね…。
飲み屋も気になりますが、東口駅前に特徴的なのが駐輪場の存在です。



街の人口が多いことに加えて、このあたりは高低差が少ないので自転車移動が便利なのだろうなと思います。

駐輪場ゾーンを抜けると、またもディープなスポットに出くわしました。


飲屋街を抜けて、こちらは先ほどの「会之堀川」です。
少し見ないうちに川幅も広がって、すっかり川らしくなりましたね。
川を渡った先の住宅街を、もう少し散策してみます。

この公園は、備後正善公園といいます。
「備後正善って誰だろう」と気になってその場で調べてみたのですが、

謎は深まるばかり。

さらに東へ進むと、日光街道(国道4号)に出ました。
KEKEは25歳くらいの頃に自転車で東北を旅したことがあるのですが、その時にこの街道を通った記憶が急に蘇りました。10年も前のことなのに、意外と場所の記憶って残っているものですね。

そして先ほどの「備後正善」の「備後」は地名だったことが判明しました。
備後って、広島じゃなくて埼玉にもあるんだ…。

日光街道を南下していくと、本日3度目の会之堀川です。やぁ、また会ったね。
ここまでだいぶ長い距離を歩いてきました。
マップを見ると、この近くに「武里第八公園」と「武里第二公園」があるようなので、そこを覗いてから帰りましょう。


ここが、武里第八公園! ものすごく狭い。
そして・・・

こちらが、武里第二公園です。
薄暗くて、どこか哀愁ただよう武里第二公園の方が、アグよし的には気に入りました。

さて、日もだいぶ傾いてきたので、帰りましょう。

この猫ちゃん、まっすぐこちらに向かってきたので触らせてくれるのかと思いきや

完全に無視、からの素通りされました。たまんねぇな。

武里駅の東口に戻ってきました。

埼玉県って秩父があるせいか山岳のイメージが強かったんですが、
これまで「もやよし」で歩いた埼玉の街は平らな土地が多く、今回の武里もほとんどアップダウンがありませんでした。

高い建物もなくて、どこまでも広がる平原の中を水路がぐねぐねと行き交うような、
田畑の雰囲気を残したままの土地の上にたくさんの住宅がひしめき合ってる感じがしました。

そしてチェーン店よりも個人商店の存在感が強く、個性的なお店の数々が印象に残りました。
【今回のルート】
【Vlogバージョンはこちら!】
