武士、節、部誌、附子、五倍子、付子、BUSHI・・・
ぶし で変換してみてください。「仏子」は何番目に出てきましたか?

というわけで、今回は埼玉県入間市の仏子(ぶし)にやってきました。
声に出して読みたいナイスな駅名ですが、地名の由来ははっきりしないそうです。
1.「フジ」とは、多く、小さな平地や河岸段丘、谷頭、鈍頂の山などにみられる地名なので、地形によるものであるという説。(埼玉県地名誌) 2.昔、ここに「仏師」が住んでいて、それが元になったという。(武蔵野歴史地理) 3.昔、ここに「武士」が住んでいて、それが元になったという。(入間郡誌)
地名の由来(図書館いるま・こども郷土資料より)|入間市公式ホームページ

西武池袋線は 保谷(ほうや)以来 2回目ですね。



関東はちょうどこの日に梅雨が明けました。
天気が良いのは嬉しいけれど、「もやよし」には厳しい季節が今年もやってきてしまいましたね…。
熱中症にならないように、注意を払いつつやっていこうと思います。


まずは北上して、入間川を目指します。


見ての通り駐車場も広いし、周辺の車通りも激しくて、車社会なんだろうな〜という感じがしますね。

少し歩くと、川の手前に染織体験工房がありました。

施設の中からピアノの音色が聴こえてきて、ほがらかな雰囲気に。

入間川がもう目の前に見えています。

どうにか河原に降りられる場所がないか、辺りを探索してみることに。

【余談】
デイリーポータルZに「仏子」の記事があるな〜と出発前に気づいてはいたんですが、あえて読み返さずに行きました。帰ってきてから改めて読み返してみたところ、これ↑とほぼ同じ構図で「団員求む!!」の写真が載っていました。ですので、この「団員求む!!」の看板こそが仏子の名物ということで間違いありません。あと、さっきの染織体験工房=「入間市文化創造アトリエAMIGO!」のすてきな内装も記事には載っています。(白井)


河原に降りられる小さな階段を発見しました。

降りた先はこんな感じ。あんまり整備されてないけど、草は刈ってありますね。


吸いこまれるように、橋の下の日陰へ……。
暑いは暑いんですが、日陰にいれば比較的快適です。涼しい風も吹いてきます。
もっと酷い暑さだと日陰へ逃げてもどうしようもなく暑いので、今日はまだマシな方なのかもしれない。


先ほどの橋を渡って、川の向こう側へ行ってみましょう。


川の反対側には、「西武小学校」という立派で広大な小学校がありました。
(普通に生徒さんがいたので写真は撮りませんでしたが)

グラウンドも広くて、川がすぐ目の前にあって、気持ち良さそうだったなぁ。


中橋を渡って戻った先の川沿いには、桜並木の散歩道がありました。
「入間リバーサイドの桜並木」だそうで、300メートルに渡って立派な桜の木が植えられています。

今の季節は、桜の葉っぱがちょうど良い木陰を作ってくれています。

こまめな休憩と水分補給を挟みつつ、頑張ってもう少し歩きましょう。
入間川から離れて、今度は駅の南側、丘になっている方面へと向かいます。




仏子の地名の由来の一説には「(河岸段丘などの)地形から」というのがありましたが、あの向こう側に見える丘陵がそうなのかもしれません。

近づいていくと、立派なお寺が見えてきました。


背後に山を背負い、手前にはお堀のような水路が流れていて、なんだか強そうなお寺でした。
ちなみにこの水路は、入間川の支流です。

水路に沿って、山の周りを少し進んでいくと

大きな農具小屋があり、

その農具小屋の隣、これはたぶん茶畑ではないでしょうか。
そういえば「狭山茶」の看板を、ここに来るまでに何度も見かけました。お茶が名物なんですね〜。


丘陵にも登ってみたいところですが、やっぱり暑いので、もう帰ることにします。


最初に登った歩道橋をもう一度渡って、駅の北口へ。

池袋方面行きの電車に乗って、帰路につきました。
【今回のルート】
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