「恋」のつく駅名は日本に4つあるそうです。
JR北海道の母恋駅、三陸鉄道の恋し浜駅、智頭急行の恋山形駅…、

そして今回の行き先、恋ヶ窪駅。
西武国分寺線で、国分寺から1駅目です。

駅自体は別に「恋」っぽい雰囲気ではなく、普通の駅舎です。三角屋根が可愛いですね。


駅併設のファミマは店内にもちょっとした段差があって、少し不思議な造りです。
もしかしたら以前は改札が今の場所ではなく、現在のファミマの位置にあったのかもしれません。

駅前はすぐに住宅街です。国分寺とは反対方面に向かって歩き出します。

ほどなくして、恋ヶ窪樹林地というちょっとした公園にやってきました。


新緑の季節ですね。いい天気。

緑地を抜けて少し進むと、大きな交差点が見えてきました。

この交差点が三鷹まで続く連雀通りの起点だそうで、府中街道とX字で交差しています。

セブンイレブンの看板の袂に、祠がありますね。

KEKE「こういう所にはよく鬼ころしが供えてあるよね。」
そうなのか。あまり気にしたことがなかったです。

恋ヶ窪のカーブミラーは四角い。
(そういえば東福生のカーブミラーも四角かったですね)


今度はかなり大きな公園に到着しました。
窪東公園(くぼひがしこうえん)というそうです。園内には川が流れています。



五日市街道と府中街道が交差する、上水本町の交差点。
上水本町の上水とは、「玉川上水」のことでしょう。
恋ヶ窪駅の隣、鷹の台駅は玉川上水のすぐ近く。せっかくなので、そこまで足を伸ばしてみることにします。



統一された規格の、新しそうな住宅が立ち並んでいます。

緑道とは名ばかりの隘路を抜けた先には、

稲荷神社がありました。工事しているのは入口付近だけで、中は普通に入れます。

正式な名前は上鈴木稲荷神社だそうです。
小さいながらも、年季の入った立派なお社。お参りしておきました。

これは神社の隣の公園です。この辺り、公園がやたら多いですね。

ハナミズキが見事に咲いていました。影の模様も美しい。

さて、恋ヶ窪駅は国分寺市でしたが、いつのまにか小平市に突入していました。

玉川上水に到着!
玉川上水(たまがわじょうすい):江戸時代に掘られた水路。多摩川から取水して、羽村市から新宿・四谷までの約43kmを流れる。[Wikipedia]

川というより渓谷っぽい雰囲気。草木が生い茂りすぎて、水面がよく見えません。
玉川上水の両側は遊歩道になっています。

小平中央公園にやってきました。公園内には、市の体育館や陸上競技場が併設されています。


白井は “いい感じの棒” を拾ったようです。

公園の端は、西武国分寺線の線路に面しています。

公園出口の目の前には地下通路があり、そこをくぐると・・・

鷹の台駅に到着です。

国分寺といえば自然が豊かで、センスの良い店もたくさんあって、落ち着きのある素敵な街というイメージがあります。
その国分寺のすぐ近くである恋ヶ窪〜鷹の台もまた自然が豊かで、ピカピカの戸建て住宅が眩しく、なんというか、余裕の感じられる街でした。
大型犬を飼ってそう、というか…。

いわゆる高級住宅街ほどギラギラはしておらず、全体的に「いい感じ」を保っている。

地形としては、国分寺崖線の上に位置する平坦な土地。
タワマンなんかも建っておらず、豊かに見える自然は野生化を抑えながら丹念に手入れされており、実はすごい執念で「いい感じ」をキープしている街なのかもしれません。
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