【もやよし-36】伊奈中央(埼玉新都市交通ニューシャトル)

「知らない街に赴いて 行く先々で短いダンスを撮影し、写真・文章とともに記録する」、それが『もやよし』。

この活動も気付けば4年目を迎え、今まで足を運んだ街は35ヶ所。こうしてマップを眺めてみると、行ける範囲では割と万遍なくあちこち行っている気がします。

次なる行き先を求めて路線図とにらめっこしていた我々は、ある文字列に目を留めました。

埼玉新都市交通ニューシャトル

・・・なんだか、カッコイイ響きではないですか?? ちょうど埼玉方面が手薄だなと思っていたところです。もちろん2人とも乗ったことのない路線。

よし、2020年の1発目はここに決まりだ! 未だ見ぬ「もやもや」に出会うべく、意気揚々と出発しました。

埼京線の快速に乗り、まずは大宮駅に到着。

案内板に従って、様々なお店が並ぶ駅構内の通路を5分ほど歩きます。

こちらが「埼玉新都市交通ニューシャトル」の改札です。大宮駅のちょっと奥まったところにあります。

駅ホームの様子。「ニューシャトル」という名前からして新しい路線だと思っていたのですが、その歴史は意外に古く、開業は昭和58年。東北・上越新幹線の建設に伴い、高架の張り出し部分を利用して作られたそうです。

公式サイトの解説が詳しいので、興味のある方は読んでみてください↓

電車がやって来ました! なんだか近未来っぽいデザインですね。

内装もなかなかクールです。 写真だと空いているように見えますが、実際は「鉄道博物館駅」まで座れない程度に混雑しており、終点に近づくにつれて徐々に人が減っていきました。

終点の2駅手前、「伊奈中央」で降ります。

ニューシャトルのほとんどの駅には、売店が併設されています。

なんと ここの店員さん、売店だけではなく、駅員としての改札業務も兼任しているのだそうです。面白い…[参照:Wikipedia]

こちらが駅前広場です。
完全に「」です。コンビニも薬局もありません。

(大宮駅で食料を買い込んでおいて正解だった…)

飲食店はあるものの、ちょっと入るのに勇気が要りますね…。

※看板からは何もわかりませんでしたが、こちらの『さとし』は懐石料理のお店みたいです。

しばらく東へ歩いていくと、良い感じの公園がありました。

(変わった形の遊具でただ遊んでいるだけの動画になってしまった)

このあたりは傾斜が少なく、一戸建ての立ち並ぶ住宅街。どの家も、都内に比べると敷地が広く見えます。

「夢のマイホーム」と呼びたくなるような、ゆったりとした家構えです。

新築の着工も盛んな様子。

この一画は入居前で生活感が全く無いせいか、ゲームの背景っぽいというか、拡張現実のようにも見えますね。

しかし道を一本挟んだ先には、

こんな風に畑が広がっています。

地図の「大字大針」と書いてある辺りですね。住宅地の部分とは、道や区画の感じがハッキリと違います。きっと古くからの農地なのでしょう。

この写真の左側が農地、右側が住宅地。きっと一昔前までは、写真右側の方にも農地が広がっていたのではないでしょうか。

ここからはひとまず綾瀬川という川を目指して、北上していきます。

畑の端から(画面右側へ向かって)少し土地が下がり、再び住宅街へ突入。

道の先に見えてきたのは……

田んぼです!!
写真では伝わりづらいですが、めちゃくちゃ広い!

田んぼと住宅地は、「いな穂街道」という道路を境目にしてクッキリと分けられています。きっと「いな穂」という名の通り、稲刈り前の時期には辺り一面が黄金色に染まるのでしょうね…。

稲刈り後の今だって、とても美しい風景です。

あ、「伊奈」ってもしかして、「稲」…?

(»全然違いました

この日はちょうど、野焼きをしていました。渋い。

田んぼのあぜ道を歩いていくと、すぐ綾瀬川に到着。

思っていたよりもだいぶ小さな川でした。

川辺にへばりついてみて驚いたんですが、フッカフカでめちゃくちゃ気持ちよかったです。

そうか、これが藁の寝心地…。

綾瀬川の向こう側も、田んぼが続いています。

「伊奈ジョギングロード」、良い書体ですね。

野焼きを遠くに眺めつつ、また田んぼの真ん中を歩いて戻ります。

「いな穂街道」は、けっこう車通りが激しかったです。

陽がだいぶ傾いてきました。
住宅街の中を 先ほどとは違うルートで抜けて、伊奈中央駅へ帰ります。

奇妙な形の木…。 登りたかったですが、私有地なので我慢。
この辺りは、田畑だけではなく果樹園も多かったようです。

こちらは調整池。近くに大きな河川こそありませんが、田んぼや付近の様子(そして蕎麦屋が多いこと)から察するに、水に恵まれた土地なのかもしれません。

光がほぼ真正面から差し込む夕焼けを背景に、じんわり踊りました。

おっと、先ほどの奇妙な木の全体像が見えましたね。

やはり果樹園だったようです。おそらくブドウの木と思われます。

日は沈みかけ、線路の高架も見えてきて、旅の終着を予感していた我々の目に飛び込んできたのは… 光り輝く貯水タンク!

「伊奈町浄水場」です。その佇まいに心を奪われました。

浄水場のポンプの動きをイメージしてみました。(そんなポンプがあるかどうかは知りませんが)

ちなみに 2人が手に持っているのは・・・

その辺に落ちていた謎のコンクリートの塊です。

看板の足の部分でしょうか? 元あった場所に戻しておきました。

線路すぐそばの公園は、学校帰りの子供たちで賑わっています。

伊奈中央駅に戻ってきました。
ホームで帰りの電車を待っていると、大宮方面から「コォォォォ」という走行音が聞こえてきて・・・

ああ~! ぜんぜん見えない!

そう、ニューシャトルは新幹線の高架を利用して作られているので、脇を何度も新幹線が通っていたのです。なんとか写真に収めようと試みたのですが、これが限界でした。

伊奈中央駅。恐らく「もやよし」がなければ、そして「埼玉新都市交通ニューシャトル」が通っていなければ、訪れることの無かった町でしょう。

ニューシャトルの興味深い成り立ちも、今回調べてみて初めて知りました。そして実際に歩いてみなければ、「住宅地→畑→住宅地→田んぼ」と鮮やかに切り替わる風景を、肌で感じることもなかったんだと思います。

駅のホームから望む夕焼け。

少し遠出をしたので、いつもより短めの散策になりましたが、出発前には想像もしなかったような光景に幾つも出会うことができました。

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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