【もやよし-34】保谷(西武池袋線)

今回アグネス吉井が訪れたのは、池袋から西武池袋線の準急で20分くらいの「保谷(ほうや)」駅。

昔は「保谷市」という市があったそうですが、2001年に田無市と合併して「西東京市」になったそうです。[Wikipedia]

『もやよし』とは:ダンスユニット アグネス吉井 の2人が毎月行っている街歩き×ダンスの活動。「もやもやアグよし」の略。知らない街へと足を運び、その場所で生まれたダンスの動画と街歩きの様子をnoteに記録している。今年で3年目。行き先の依頼も随時募集中

保谷駅の駅舎は練馬区西東京市の境界線上にあります。駅のホームの東側3分の1 が練馬区、残りは西東京市だそうです。

Google mapの、グレーの点線が区と市の境界線ですね。右が練馬区、左が西東京市。境界線はグネグネと曲がりながら、南北に伸びています。

ひとまず、この境界線をふらふらと跨ぎながら歩いてみることにします。

こちらは駅の南口前。ヘッダー写真を撮るためにKEKEは三脚を準備しています。

ここはいわゆるペデストリアンデッキで、この下はバスなどが通るロータリーとなっています。駅の周りはチェーンの居酒屋やマンションが立ち並び、わりと賑わっている印象です。

この写真に写っている交差点から、左方向に少し進んだのが下の写真です。

ずいぶん真っ直ぐな道ですね。「かえで通り」という名前がついています。

地図を見ると、この通りの脇道に、入り組んだ境界線があるようです。

小径を見つけて、すかさず左折。

平日の昼間という事もあってか、あまり人通りがありません。
この日は幸い天気がよく、暖かな日差しが気持ち良いです。

人が通らないのを良いことに、早速 1本目の動画を撮りました。

ツタの這った壁と、後ろのイカツい配管、そして木漏れ日が良い感じです。

このあたりは「西東京市」なんですね。

こちらの看板は、表記が合併前の「保谷市」になってます。

線路の近くに戻ってきました。駅前から続く通りは「東町商栄会」という商店街になっています。

ここはバスの駐車場です。
フェンスの向こう側に、車両基地の気配がしますね…。

道路の反対側には、駐輪場+駐車場。そこの壁がまた味わい深かったので、

貼り付いておきました。後ろの建物にも年季が入ってますね。

さて、先ほどバス駐車場の後ろにチラっと見えていた車両基地ですが、

このように、踏切からバッチリと鑑賞することができました。

ああ〜! これはちょっと、たまらない曲線美ですね…。
上に貼ってある番号札も可愛いです。

萌えポイント満載の踏切を渡りきって、駅の北側にやってきました。

駅前はこんな感じで、かなり広々としています。

・・・。

こちらの真っ直ぐな道は、「福泉寺通り」です。ず〜っと北へ進んでいくと、埼玉県の新座市に辿り着きます。

通りをしばらく歩くと、「あらやしき公園」という公園に着きました。
変わった名前ですね。荒くれ者の屋敷があったのでしょうか。

広くて真ん丸で、遊具も少ない不思議な公園です。ただの小高い丘のようにも見えますが、

なんと公園の下は駐輪場になっています。 土地の有効利用!

公園の周囲は、のどかな住宅地です。
適度に人の気配があって、ときおり子供たちの遊ぶ声も聞こえてきます。

お庭で畑をやっている、大きな屋敷もありました。

触らせてくれる猫ちゃん。

虫を追い払う白井。

このあたりは少し道が入り組んでいます。闇雲に歩いていると、ところどころに奇妙な空間が出現することがあり…

なかでもこの自販機小屋が、最も謎めいていました。
こういう場所に出会うと、思わずテンションが上がっちゃいますね。

コインロッカー野菜販売所!
いいシステムですね。うちの近所にも欲しいです。

さて、だいぶ寄り道しましたが、ここが福泉寺です。立派な門構え。

こちらのお寺の付近で、あるものを発見しました。

ジャーン! 暗渠だーーーー!!!

暗渠(あんきょ)とは:もともと川や水路であったところを、埋めたり、蓋をしたりしてある場所。街歩きマニアは暗渠が大好き。(個人の見解です)

道路の反対側も暗渠だ!! 歩いてみましょう。

暗渠になる前は、水路ギリギリまで家が建っていたのでしょうか。

それとも、暗渠になってから家が建ったのか…

〜 地下を流れる水に思いを馳せる 〜

柿がきれいに実っています。

ベンチで小休憩。(白井の視線の先には室内犬がおり、めちゃくちゃ吠えられました)

かなりの距離を歩いて辿り着いた終点は、小学校でした。

恐らく小学校の下にもずっと暗渠は続いているのでしょうが、探索はここまでにします。

駅からだいぶ離れてしまいました…。
日が暮れないうちに、戻らなければ。

トマソン」的な、ドア。
新しく家が建つようですが、元は畑だったのでしょうか。

駅に向かう道の途中、「大泉交通公園」が目の前に現れました。
門の中に小さな信号機が見えますね。なにやら楽しそうな気配がします。

あ! ゴーカート!!(この日はたまたま開放日でした)

2人とも乗りたい気持ちMAXでしたが、年齢制限がありました。(小学生まで) …そりゃそうですよね。

園内には小さな信号機や道路標識が設置されており、さながらミニチュア版の教習場といった造り。

子供たちが楽しみながら交通ルールを学べる、素敵な公園ですね。

あまりに楽しそうすぎて、「うちの地元にもあんな公園があったら良かったのに…」とつぶやかずにはいられないKEKEでした。

交通公園を出るとすぐ、変わった形の鉄塔を見つけました。

近づいてみると、どうやら変電所のようですね。蔵を模したような謎の建物と、小さい公園が併設されていました。

いよいよ日が暮れてきてしまいました。
不思議な五差路。

だいぶ駅に近づいてきましたが、ここもまた五差路。

保谷駅前に帰ってきました。なんとか日没には間に合いましたね。

駅は仕事帰りの人や学生で混雑しており、保谷の街に住んでいる人の多さを実感しながら帰路につきました。

「もやよし」をやっていると、どの街も面白いのですが、動画撮影のしやすい場所と、そうでない場所の差は割とあります。その点でいうと保谷は、とても撮影のしやすい街でした。

田舎すぎず、都会過ぎず、人や家の密度もちょうど良い感じで、「街の隙間」に入り込む我々にとって 歩きやすい土地でした。

この、アグよしにとっての「なんとなくいい感じの街」が何を意味しているのかは分かりませんが、我々の感性をくすぐる不思議な魅力のある街でした。

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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