【もやよし-08】ユーカリが丘線

知らない街に行ってみて、その場所のもやもやを吸いこんで吐きだす活動「もやよし」。今回は千葉県のユーカリが丘線まで行ってきました。

何故ユーカリが丘線を選んだのか。

はじまりはちょっとした事でした。

いつものように路線図を見ながら場所決めをしていたところ、

紙面の端に妙な路線を見つけました。

なんだこの小さなマルは。

早速調べてみると、これは「山万ユーカリが丘線」といって

日本でも唯一、鉄道会社でなく不動産会社が運営している路線のようです。

>>Wikipedia >>公式サイト

歴史といい、路線の形状といい、

もやよし的には行くしかないと、暑いなか千葉県まではるばる駆けつけました。

京成本線ユーカリが丘駅から歩いてすぐのところにユーカリが丘線の発着駅があります。

鉄道会社が母体ではないからでしょうか、なんと改札ではPASMOが使えませんでした。

そして、車内には冷房もありません。走り出すと、かなりガタガタ揺れます。

ユーカリが丘線の路線図はこんな感じ。

一周は15分ほど。

ひとまず、公園駅で降りてみます。

ちなみに次の駅・女子大駅に、女子大はありません。

(本当は女子大が建つはずだったらしいです)

中学校駅に中学校はあるみたいです。もちろん公園駅には公園があります。

キリンさんと、

遺跡のようなものがありました。

さて、京成本線の駅に向かって歩いていきます。

たくさんクリニックがありますね。

歯科!小児科!内科!はり・灸!眼科!薬局!

地区センター駅。

スカイプラザ・ミライアタワーに着きました。

1982年に建設された、今でいうタワマンでしょうか。

レトロフューチャー感が漂う場所です。

かつてはこの中にスーパーやスポーツクラブも入っていたようです。

このエリアだけで生活が成立するようにデザインされたことがうかがえます。

現在は割とシャッターのしまった場所が目立ちました。

前回のもやよし「瑞江」編では、その街に住んだときの生活が想像できました。

ですが、今回は自分たちがもしも住んでいたらどういう生活をするのか、全く想像ができませんでした。

どことなく漂う「ゴーストタウン」感。

かつて店舗として営業していた場所がそのまま残っていると、

よりその「不在」が強く意識されてしまうからかもしれません。

駅前に帰ってきました。

道路の交通量はかなりあります。

小粋な広場もありました。

意外と言っては申し訳ないかもしれませんが、

ユーカリが丘線、けっこう乗降客が多かったです。

ただレトロ可愛いだけではなく、「足」としてしっかり機能しているんだな、と思いました。

不在感、レトロ感、

僕たちにとっては「迷い込んでしまった」感のある街でした。

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アグネス吉井 Agnes YOSHII

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