「アグネス吉井」の二人が、行ったことのない街の空気を吸って、自分たちなりに吐き出す様子を記録する「もやもやアグよし」。
今日の舞台は鶴見線の終着駅、「海芝浦」
笙野頼子先生の芥川賞受賞作「タイムスリップコンビナート」に出てきた場所です。
素晴らしい作品だと毎回思うのですが、読み切ったことがありません。
JR鶴見駅からだいたい15分くらいで着きます。
駅から海が見えます。
今回、初めて下調べゼロで向かったのですが、なんとこの海芝浦駅、東芝の私有地にあり、東芝の社員以外は改札から出ることができないそうです。
発車時刻までの15分間を駅構内で過ごします。鶴見線は本数が少なく、次を逃すと90分後まで電車がありません。
駅改札から出なくて済むところに「海芝公園」が設置されていて、遊歩道を楽しめます。
土曜日だったので観光客の姿も見かけましたね。
鉄道マニアの間では有名な駅らしいです。
海芝浦駅に別れを告げ、隣の駅の「新芝浦」にやってきました。ここから歩いて鶴見駅方面へ向かいます。
授業で習った京浜工業地帯の只中ということもあって、作業着のお店です。
洗濯物が干してあるみたいですが、売り物です。新品です。
洗濯バサミに挟んで陳列してあります。斬新です。
関東大震災後、このあたりには琉球からの移民が増えたそうで。
本格的な沖縄食材のお店や、アジア料理屋さんが多くありました。
琉球コミュニティが古くから根付いているようです。(参照)
家が密集して建っているエリアなので、大通りから一本入ると狭い路地がとても入り組んでいます。
道というよりも、家と家の「すき間」を通るような感じ。
ものすごくバイオハザード的な映像になりました。
でも怖いものは出てきません。
途中で猫が出てくるだけです。
通りに出たところから、もうすぐJR鶴見駅です。
_________________________
アグネス吉井 Agnes YOSHII 【 http://aguyoshi.net 】